ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。

幡野広志さんの「ぼくが子どものころ、欲しかった親になる。」を読みました。題名通りの内容なのですが、筆者は癌で余命3年と宣告されたので執筆を決めたそうです。自分が旅立ってしまっても当時2歳の息子が自立していけるようにと残したモノです。


本書の最大のメッセージは優しい子に育てたいというモノでした。例えば、ギブアンドテイクではなくギブアンドギブの精神で見返りは求めないという感じです。自分はそんな文章を読んでいるうちに親の存在が頭に浮かびました。時に、彼らは子に対して無条件に尽くしてくれます。自分もその経験があります。最近、ふと当たり前の事に目を向けてみると、自分はとても恵まれていることを実感します。そんな中時間を浪費してダラダラと生活していていいものかとモヤモヤが生まれています。それが理由かは分かりませんが、少しずつモノの見方も変わってきました。


本の内容からは離れましたが、親視点の考え方に触れて自分を見つめ直せたのだと思います。本書は自分たち若い世代の生き方の1つを示してくれてもいるので、興味のある方は是非読んでみて下さい。